あと払い

atoneの支払いに遅れた時の滞納リスクとは?ブラックリストに登録される可能性は?

  • atoneの支払いが遅れた時の滞納リスクについて
  • atoneの支払いが遅れてもブラックリストに登録されない理由
  • 支払いが遅れた場合は専用アプリから「受付番号」の発行が必要

atone(アトネ)は、電話番号とメールアドレスがあれば簡単な会員登録のみで誰でも利用できる後払い決済サービスです。年齢制限はなく、保護者の承諾さえあれば、中高校生でも利用可能です。

ただし、もし支払いが遅れた場合は、さまざまなリスクが伴うのでお気を付けください。

小森さん
小森さん
数日の滞納であれば、わずかな罰金が発生するだけですが、長期間にわたって滞納が続いた場合は債権回収機関に債権が譲渡され、最終的には裁判(少額訴訟)に至る可能性もあります。

とはいえ、atoneは信用情報機関に加盟しているため、支払いが遅れても信用情報には記録されず、ブラックリストに登録されることはありません。
※ただし、裁判沙汰になった場合は慎重な対応が必要です。

本ページでは「atoneの支払いが遅れた時の滞納リスク」「滞納してもブラックリストに登録されない理由」ついて解説します。

atone(アトネ)とは?

atone(アトネ)は、利用上限額5万円まで利用可能な後払い決済サービスです。

お支払いは翌月20日(口座振替の場合を27日)。コンビニ払いや銀行AT払いなどに対応しており、atone専用アプリでお買い物履歴/請求内容を管理できます。

運営会社 株式会社ネットプロテクションズホールディングス
利用上限額 通常、50,000円
※お支払い実績がない方は、15,000円まで
決済手数料 無料
支払方法 ・銀行ATM(Pay-easy)
・コンビニ払い(電子バーコード/請求書)
・口座振替
支払期限 翌月20日
※口座振替を登録している場合は27日引落し
支払手数料 209円(税込)
※口座振替でのお支払いのみ手数料無料

主な特徴は以下のとおりです。

サービス内容・特徴

atoneはスマホアプリから会員登録するだけで、誰でも利用可能な後払い決済サービスです。クレジットカードのような面倒な申込手続きは必要ありません。

atoneを利用するメリット

  • 誰でも利用できる後払い決済サービス
  • 利用上限額は5万円
  • 支払い期限は翌月10日
  • お買い物履歴をスマホで管理
  • 200円のご利用毎に1ポイント(=1円)貯まる
小森さん
小森さん
atoneはクレジットカードを持っていない人でも手軽に利用できるスマホ決済サービスです。支払期限は翌月まとめて一括払いなのでの後払いです。

ただし、利用上限額が5万円までと低く、利用可能店舗が少ない、というデメリットがあります。atoneでのお支払いが可能な店舗はこちらのページをご参照ください。

ぶっちゃけ、aotneはクレジットカードのような万能な決済手段ではないため、18歳以上の方は楽天カードのような年会費無料のクレジットカードを持っていた方が便利です。

会員登録方法

こちらのページから以下の手順にそって会員登録を行います。

atone登録手順

  • メールアドレスを登録する
  • メールに届いたURLからお客様方法の登録を行う
  • SMS認証で本人確認する
    → 携帯電話のSMSにとぢた6桁の認証コードを入力する
小森さん
小森さん
アatoneはメールアドレスと電話番号があれば会員登録して利用することができる後払い決済サービスです。銀行口座の登録などは必要ありません。

atoneは登録車の信用情報の審査を行っていません。そのため、例え信用情報ブラックな人でも利用できる後払い決済サービスです。

ただし、一切審査がないという訳でなく、独自の審査を実施しているため、審査次第ではatoneを利用できないケースがあります。

審査基準

atoneの審査基準は公開されていません。会員登録のSMS認証による本人確認手続きに問題がなければ、実質誰でも利用することが可能です。

ちなみに、atoneには年齢制限がないため、未成年の方でも親権者(保護者)の承諾があれば利用可能です。
※親権者の承諾は会員登録の際に「法定代理人の同意」の欄にチェックをいれるだけ

とはいえ、もし会員登録たのにatoneが使えない/審査落ちする場合は、いくつかの理由が考えられます。

atoneで審査落ちする理由とは?

atoneが使えない/審査落ちする場合は、以下のいずれかの理由に当てはまっている可能性が高いです。

atoneの審査に通らない理由

  • 過去に返済が遅れていた
  • NP後払いで返済トラブルがあった
  • 利用限度額を超えていた
  • 利用実績が少ない
小森さん
小森さん
atoneが使えない主な原因は前回利用分の“返済遅れ”です。また、同運営会社が提供している別サービス(NP後払い)を滞納していた履歴がある場合もatoneの審査落ちする原因となるでしょう。

もしくは、利用上限額5万円を超えている場合もatoneを利用できません。

なお、atoneを初めて利用する場合やまだ返済実績がない場合、利用上限額は15,000円に設定されているのでお気を付けください。

atoneの支払いに遅れた時の滞納リスクとは?

atobeお支払いが数日遅れても、特に深刻な影響を及ぼすことはありません。数百円くらいの罰金が追加請求されるだけです。

小森さん
小森さん
atoneの支払いに遅れても、信用情報に記録されたり、ブラックリストに登録されることもないのでご安心ください。

とはいえ、滞納してOKという訳ではありません。

atoneの支払い遅れによる滞納リスクは以下のとおりです。

  • 新規利用停止
  • 延滞事務手数料が発生
  • 遅延損害金が発生
  • 債権回収機関に債権譲渡
  • 裁判(少額訴訟)に発展するリスクあり

新規利用停止

atoneの返済が遅れた場合、支払期限翌日~数日以内に新規利用停止の制限が欠けられます。

滞納中の利用停止の制限は、滞納額の支払いをすることで解除されますが、利用限度額が引き下げられる可能性がある、ということは注意すべきでしょう。

小森さん
小森さん
atoneの利用限度額は、利用実績に基づた利用枠が上限額5万円を目安に付与されています。ただし、返済が遅れるなどのトラブルが発生した場合、利用限度額が引き下げられるケースがあります。

atoneを普段使いしている場合は、利用限度額が引き下げられると困るはず。このようなトラブルを避けるためにも、お支払い方法は口座振替を登録しておくべきでしょう。
※atoneの支払い方法では、口座振替のみ支払手数料が無料です。

延滞事務手数料が発生

atoneの支払いが遅れると、翌月以降に月2回の頻度で、100円の延滞事務手数料が追加請求されます。たとえば、atoneの返済遅れが1ヵ月続いた場合、合計200円の延滞事務手数料が追加請求されます。

この事務手数料は「翌月払い」と「つど払い」の場合で請求されるタイミングが異なります。

延滞事務手数料が発生するタイミング

  • 翌月払い: 滞納月の翌月以降の10日と25日
  • つど払い:支払期限が切れた30日後から15日毎

ただし、延滞事務手数料ほかに、滞納日数に応じた遅延損害金が追加請求される可能性があることにも留意しましょう。

遅延損害金が発生

atoneの遅延損害金は金利14.6%です。たとえば、請求額5万円を30日間滞納した場合、遅延損害金は600円になります。

ただし、atoneの遅延損害金は、返済が遅れた場合に必ず追加請求されるわけではありません。atoneの公式サイトによれば、あくまでも“追加請求する可能性がある”と言及しているにすぎません。

長期に渡りお支払いいただけない場合は、下記の対応を行う可能性がありますことをご了承ください。

  • 年率 14.6 %の遅延損害金を請求することがあります。
  • お電話、SMSまたは書面で請求のご案内をすることがあります。

引用:よくあるお問い合わせ

曖昧な表現ですね。。

とはいえ、数日程度の滞納であれば、遅延損害金は追加請求されることはないようです。

小森さん
小森さん
atoneの遅延損害金が発生するのは、請求額を長期滞納した場合のみ。ただし、具体的な期間については公表していません。

正確な情報でありませんが、2ヶ月以上滞納、かつ債権回収機関に債権が譲渡された場合に、遅延損害金が発生すると考えるのが一般的でしょう。

そもそも返済が遅れること自体、atoneとの契約違反です。遅延損害金が発生しないなら滞納してもOK、という訳ではありません。

aotneの支払期限は厳守しましょう。

債権回収機関に債権譲渡

atoneのサービスを運営している株式会社ネットプロプロテクションズは、長期にわたり支払いが滞っている会員の未払い債権を、債権回収機関に委託しています。

請求が長期に渡った場合、弁護士法人などの債権回収機関に、債権の回収を委託します。

引用:よくある質問

小森さん
小森さん
atoneを長期滞納した場合、債権回収機関から支払い請求の督促状が送られてきます。もし債権回収機関からの請求・連絡を無視すると裁判で訴えられるリスクがあります。

債権回収機関とは、貸金業者や金融機関などから委託を受け、債務者(あなた)からの未払い債務の回収業務を専門に行う借金回収のプロ業者です。

「たかが数万円だし…」と思って甘く見てはいけません。法的手段を用いて強制回収に踏み切るでしょう。つまり、裁判です。

裁判(少額訴訟)に発展するリスクあり

atoneの利用上限額は5万円なので、延滞事務手数料や遅延損害金を含めても数万円程度にしかならないでしょう。

「数万円程度の借金で裁判は大袈裟では?」
「そんな少額請求で裁判になる訳ない」
「裁判なんてただの脅しでしょ?」

このように思っている人もいるかもしれません。

ただし、債権回収会社は借金回収のプロ業者ということを忘れてはいけません。数万円程度の未払いでも踏み倒すことは不可能です。

小森さん
小森さん
通常、請求額が少額の場合、「少額訴訟」という訴訟制度が利用されます。少額訴訟は10万円以下の請求額でも裁判を起こせる訴訟制度です。

少額訴訟とは?

  • 1回の審理で終了し、即時判決が下される
  • 最大60万円までの請求額に対して訴訟可能
  • 訴訟費用は1,000円∼6,000円
  • 訴訟途中で話し合い(和解)による解決もある
  • 判決結果に基づき、強制執行が可能
  • 判決結果に対する控訴は認められない

例えば、atoneのように請求額が10万円未満で裁判をおこす場合、少額訴訟なら訴訟費用1,000円で滞納者を訴えることができます。

もちろん、判決の結果、債権者の訴えが認められ、裁判所命令により支払請求が言い渡されるでしょう。

その後も支払請求に応じない場合、最終的には裁判所命令による財産差押えが強制執行される流れは避けられません。

小森さん
小森さん
もし財産指押せが強制執行された場合、銀行口座残高、勤務先からの給与・賞与が差し押さえられます。さらに、不動産や車を所有している場合は、これらも差し押さえの対象となります。

こうした状況になる前に、速やかに問題に対処することが重要です。もし他にも借金があり、多重債務に陥っている場合は、弁護士に相談することをおすすめします。

なお、借金問題の解決には自己破産だけが選択肢ではありません。例えば、リボ払いやカードローンなどの借金には、「任意整理」と呼ばれる手続きがあり、これを活用して借金を解決するケースがほとんどです。

atoneは支払いに遅れてもブラックリストに登録されない理由

atoneを長期滞納した場合、債権回収機関に債権譲渡され、最終的には裁判になる可能性があります。とはいえ、aotne滞納期間中に信用情報に記録されたり、ブラックリストに登録されることはありません。

小森さん
小森さん
atoneは信用情報機関に加盟していません。そのため、支払が遅れても滞納履歴は信用情報に記録されず、長期滞納が発生した場合でもブラックリストに登録されることはありません。

つまり、atoneを運営している株式会社ネットプロテクションズホールディングスと信用情報機関は無関係なので、滞納履歴は信用情報に残らず、ブラックリストに登録されることもないでしょう。

そもそもブラックリストとは、なんなんでしょうか?

ブラックリストとは?

信用情報に“異動”というマイナス情報が記録された状態のことを、ブラックリストと呼んでいます。各信用情報機関は、「61日以上もしくは3ヵ月以上滞納状態が続いた場合」に信用情報に異動を記録、つまりブラックリストに登録します。

【信用情報機関】

※クレジットカード会社や銀行などの金融機関は上記いずれかの信用情報機関に加盟しています。ただし、atoneは上記のいずれにも加盟していません。

【補足①】債権譲渡されてもブラックリストに登録されない?

atoneは長期滞納者の債権を債権回収機関に譲渡しています。なお、債権譲渡に至る目安の滞納期間は2~3ヵ月です。

もし、債権回収機関がアコムやアイフルなどの貸金業を行う信用情報加盟業者の場合、債権回収機関を介して信用情報に長期滞納の履歴が記録、さらにブラックリストに登録される可能性があるでしょう。

ただし、atoneは弁護士法人に債権譲渡を行います。
※弁護士法人は貸金業者ではないため、信用情報機関に加盟していません。

そのため、atoneを長期滞納して債権譲渡が行われた場合でも、信用情報に記録が残ることはなく、さらにブラックリストに登録されることはありません。

ただし、債権h譲渡後も弁護士法人(債権回収機関)からの支払請求を無視し、滞納を続けた場合はどうなるでしょうか。

もし裁判に発展すれば、状況は一変します。

【補足②】裁判になったらどうなる?

信用情報機関の1つである株式会社シー・アイ・シーでは、ブラックリストに登録(信用情報に異動を記録)する条件を以下のように定めています。

・返済日より61日以上または3ヵ月以上の支払遅延(延滞)があるものまたはあったもの
・返済ができなくなり保証契約における保証履行が行われたもの
・裁判所が破産を宣告したもの(破産手続開始の決定がされたもの)

引用:信用情報開示報告書

上記の3つの条件に、「裁判所が破産を宣告したもの」とあります。つまり、自己破産手続きが行われた場合に、ブラックリストに登録されることになります。

つまり、裁判所による判決が信用情報に記録される可能性がある、ということ。
※もし信用情報に記録された場合、既に2ヵ月以上の滞納が続いているためブラックリストに登録されます。

仮に、aotneの長期滞納で裁判(少額訴訟)を起こされたとしても、請求額が少ないため、自己破産することはないでしょう。

ただし、“裁判沙汰になった”という事実が信用情報に影響する可能性がある、ということは留意しておいた方が良いでしょう。

atoneの支払が遅れた場合、どうすればいい?

atoneの支払期限が過ぎてしまった場合は、コンビニ端末、もしくは銀行ATM(Pay-easy)でお支払いください。

なお、銀行振込を登録していたものの、支払日に残高不足で引落ができなかった場合、再振替は行われないため、コンビニ端末、もしくは銀行ATM(Pay-easy)でお支払いする必要があります。

小森さん
小森さん
コンビニ/銀行ATM(Pay-easy)でお支払いするには、atone専用アプリから「受付番号」を発行する必要があります。

受付番号を発行後、アプリ上で未払いの請求額と支払い方法を選択して、コンビニ端末、もしくは銀行ATMでお支払い手続きを行います。

詳しい手順・アプリの操作方法は、こちらのページでご確認ください。

atoneに関するよくある質問

質問①:atoneは学生でも利用できる?

atoneには年齢制限や収入制限がないため、学生(中高校生/大学生)でも利用可能です。ただし、未成年者が利用する場合は親権者の承諾が必要になります。

質問②:atoneの支払期限・手数料は?

atoneの支払い方法は全部で4種類。ただし、支払期限や支払手数料が異なるのでご注意ください。

支払期限 支払手数料
銀行振替 翌月27日(自動引落)
※土日祝日の場合は翌営業日に繰り越し
0円
コンビニ/銀行ATM 翌月20日 209円(税込)
電子バーコード
(コンビニ払いのみ)
翌月20日 209円(税込)
ハガキ請求書払い
(コンビニ払いのみ)
翌月20日 209円(税込)

※スマホでご覧の方は左右にスクロールできます。

質問③:ハガキの請求書は発行してもらえる?

ハガキの請求書は再発行はしてもらえません。

もし請求書を紛失した場合は、atoneのマイページから「受付番号」を発行して、コンビニ端末/銀行ATM(Pay-easy)でお支払いください。

質問④:atoneのような他のサービスはある?

以下の後払いサービスが人気です。

上記のサービスでも、支払いを滞納した場合はatoneと同じような滞納リスクが発生します。さらに、サービスによっては滞納履歴が信用情報に記録され、長期滞納でブラックリストに登録されるケースもあるのでご注意ください。

質問⑤:atoneの支払い遅れてもクレジットカードは作れる?

atoneの支払いに遅れても信用情報に記録は残らないため、クレジットカードの審査には影響ありません。つまり、クレジットカードは作れます。

ただし、atone以外の決済サービスで滞納したり、過去にクレジットカードの強制解約履歴がある場合は、信用情報に記録が残っているため、クレジットカードの新規入会審査に影響をおよぼす可能性があるでしょう。

もしクレジットカード審査に不安な方は、審査無で発行可能なデビットカードを作ることをおすすめします。

まとめ:atoneは支払い遅れてもブラックリストに登録にされない

atoneは誰でも利用可能な後払い決済サービスです。支払期日は翌月20日まで。ただし、口座振替を登録している場合は27日に引き落としが行われます。
※27日が土日・祝日の場合は翌営業日に繰り越されます。

もしatoneの支払いが遅れた場合、支払期日翌日∼数日で新規利用停止の制限がかかります。その他、以下のさまざまなリスクが発生します。

atoneの滞納リスク

  • 新規利用停止
  • 延滞事務手数料が発生
  • 遅延損害金が発生
  • 債権回収機関に債権譲渡
  • 裁判(少額訴訟)に発展するリスクあり
小森さん
小森さん
atoneの数万円程度の滞納であっても、滞納期間が長期化すれば債権回収機関に債権が譲渡され、最終的には裁判で訴えられるリスクがあります。

ただし、数日程度支払が遅れたくらいでは、新規利用ができなくなり、数百円の延滞事務手数料が追加で請求されるだけ。信用情報に記録されたり、ブラックリストに登録されることはありません。

とはいえ、裁判沙汰になった場合は、より深刻な状況になってしまいます。

通常、滞納が原因で裁判に発展するのは滞納発生後半年~5年以内です。ただし、もしすでに債権回収機関に債権が譲渡されている場合は、“いつ裁判になってもおかしくない状況”であることは覚えておきましょう。

atoneが債権回収機関に債権を譲渡するタイミングは滞納発生2~3ヵ月頃が目安です。
※債権譲渡後は遅延損害金が追加請求される可能性があります。

このような状況になる前に、現在支払いを滞納中の方は、至急「コンビニ/銀行ATM(Pay-easy)」でお支払い手続きすることをおすすめします。