あと払い

バンドルカードの支払いに遅れるとどうなる?2ヵ月滞納でブラックリスト登録のリスクあり

  • なぜ?バンドルカードで支払い遅れ/滞納が発生する理由
  • バンドルカード(ポチっとチャージ)の支払いが遅れた時の滞納リスク
  • 信用情報機関に加盟していないバンドルカードの滞納が原因でブラックリストに登録される理由

バンドルカードは、電話番号の登録だけで手軽に利用できるスマホ決済サービスです。原則、バンドルカードは事前チャージ式の決済方法なので、使い過ぎや滞納の心配がありません。

さらに、実店舗でも利用可能なリアルカードを発行できるため、クレジットカードの代替として利用できるため、クレジットカードを持たない若い世代に人気の決済手段です。

ただし、後払いの「ポチっとチャージ」という支払い方法を利用すると、支払いに遅れる可能性(滞納リスク)が生じることにご注意ください。

小森さん
小森さん
バンドルカード(ポチっとチャージ)の支払いが遅れると、新規利用停止や遅延損害金の追加請求、さらに長期にわたって滞納が続いた場合は保証会社への債権譲渡ブラックリスト登録、最終的には裁判になるリスクさえあります。

本ページでは「バンドルカード(ポチっとチャージ)の支払いが遅れた時の滞納リスク」「滞納が原因でブラックリストに登録される理由」ついて解説します。

バンドルカードの支払いが遅れる理由とは?【ポチっとチャージ】

バンドルカードは電話番号のみの登録で利用可能なスマホ決済アプリです。アプリにお金をチャージしておくことで、実店舗やネットショッピングで利用することができます。

原則、バンドルカードは事前チャージ式のスマホ決済アプリなので、“支払いが遅れる”ということはありません。

しかし、後払いの「ポチっとチャージ」という支払い方法(チャージ)を利用することで、支払に遅れる可能性(滞納リスク)が発生します。

バンドルカードの特徴と種類

一般的なバンドルカードの特徴は以下のとおり。

バンドルカードの特徴

  • 電話番号のみで利用できるスマホ決済サービス
  • 国内・海外のVISA加盟店で利用可能
  • 最大5万円まで後払いできる「ポチっとチャージ」
  • リアルカードが発行できる
小森さん
小森さん
バンドルカードは電話番号のみの登録で利用可能なスマホ決済サービスです。さらに実店舗で利用可能なリアルカードを発行することができきるため、クレジットカードの代わりとしても利用できます。

バンドルカードには以下の3種類があり、発行手数料を支払うことでリアルカードを作ることができます。

カード種類 バーチャル リアル リアル+(プラス)
利用可能なお店 国内および海外のVISA加盟店
※オンラインストアのみ
・国内のVISA加盟店(実店舗)
・海外のVISA加盟店(オンラインストア)
国内および海外のVISA加盟店
※実店舗含む
利用できないお店 電気・ガス・水道料金、定期購読商品、保険料、高速道路料金、その他決済時に暗証番号の入力が必要なお店
※バーチャル・リアルカードはガソリンスタンドや宿泊施設でご利用できません。
発行手数料 無料 ・ナンバーあり:300円
・ナンバーなし:400円
・グレーカラー:600円
・その他カラー:700円
チャージ上限額/1回 3万円 3万円 10万円
チャージ上限額/月 12万円 12万円 200万円
有効期限内のチャージ累計額 100万円 100万円 上限なし
残高の上限額 10万円 10万円 100万円
解約時の返金 チャージ残高は返金不可

※スマホでご覧の方は左右にスクロールできます。

バーチャルカードはスマホアプリによる決済のみ。そのため、VISA加盟のオンラインストアでのみ利用可能です。リアルカードもしくはリアル+(プラス)に申込んでカード発行することで、実店舗でも利用可能にあります。

さらに、リアル+(プラス)は海外のVISA加盟(実店舗)でも利用できるため、国内外問わず、クレジットカードと同じように利用できるため、

「クレジットカードを持つのは怖い」
「クレジットカードの審査に通らない」

という人に、バンドルカードはおすすめです。
※事前チャージ式なので、使い過ぎたり滞納の心配がありません。

さらに、「ポチっとチャージ」を利用することで、最大5万円までの後払い決済が可能なので、VISA加盟店であればクレジットカードと同じように利用することができます。

ポチっとチャージとは?チャージ不要の後払い決済サービス

ポチっとチャージとは、事前チャージなしで利用可能な後払い決済サービスです。

ポチっとチャージの特徴

  • 対象年齢:13歳以上
  • 居住エリア:日本在住者
  • 利用上限額:5万円
  • 支払期限:翌月末日
  • 手数料:510円∼1,830円

ポチっとチャージを利用する場合、氏名・生年月日・メールアドレス・電話番号の登録が必要です。登録後、SMSによる認証手続きを行い、チャージしたい金額を申込みます。

また、ポチっとチャージは利用金額に応じて、以下の手数料がかかります。

ポチっとチャージ利用額 手数料
3,000円~10,000円 510円
11,000円~20,000円 815円
21,000円∼30,000円 1,170円
31,000円∼40,000円 1,525円
41,000円∼50,000円 1,830円

ポチっとチャージの手数料は上記のとおり、かなり高額です。たとえば、チャージ金額3,000円で発生する510円の手数料は、金利に換算すると207%に相当します。

バンドルカードのポチっとチャージは、かなりやばそうな金額の手数料が発生する、ということに留意すべきでしょう。

詳しくは、バンドルカードがやばい理由とは?年齢制限・審査なしに潜む危険なデメリットを解説のページをご参照ください。

小森さん
小森さん
ポチっとチャージで申込みした金額の支払期限は翌月末までです。もし支払いが遅れた場合、さまざまな滞納リスクが生じます。

次に、バンドルカードの滞納リスクについて詳しく解説します。

バンドルカード(ポチっとチャージ)で支払いが遅れた時の滞納リスク

バンドルカードはプリペイドカードとしての利用においては、特に問題がありません。ただし、ポチっとチャージのご利用には慎重になる必要があります。
※ポチっとチャージを利用することで、支払に遅れるケースが起こりえます。

バンドルカード(ポチっとチャージ)の支払いに遅れた場合、以下のような滞納リスクが発生するのでご注意ください。

  • 新規利用停止
  • 利用限度額の減額
  • 遅延損害金が発生
  • 債権譲渡
  • 法的措置(少額訴訟)

新規利用停止

バンドルカード(ポチっとチャージ)の支払いが遅れると、利用限度額内が残っていても滞、納額のチャージが完了するまで新規利用停止の制限がかかります。

現在滞納中の場合は、以下の通常のお支払い方法で、至急チャージしてください。

ポチっとチャージの支払い方法

  • コンビニ払い
  • セブン銀行ATM振込み
  • ネット銀行振込
  • 銀行ATM振込み
小森さん
小森さん
滞納期間が長期化した場合、通常の支払い方法でのチャージができなくなります。この場合、ポチっとチャージを管理しているGardia株式会社に直接問い合わせして支払い方法を確認する必要があります。

もし、バンドルカードの専用アプリで通常の支払い方法が利用できなくなっている場合、ご自身でGradia株式会社にお問い合わせください。

≫ Gardiaお問い合わせフォーム
【TEL】電話番号:050-3184-3867

利用限度額の減額

バンドルカード(ポチっとチャージ)の利用上限額は5万円です。ただし、利用上限額は審査によってユーザー毎に決定・付与されます。

もしバンドルカードの支払いに遅れた場合、ポチっとチャージの利用限度額が極端に引き下げられる可能性があるのでご注意ください。

上記のように、信用は利用限度額に反映されます。つまり、「支払が遅れる=信用を失う」ことで利用限度額は大幅にダウンする可能性があるでしょう。

小森さん
小森さん
ポチっとチャージ利用限度額の初期設定金額は3,000円です。その後、利用/返済実績をコツコツ積み上げることで、最大5万円まで利用限度額は見直される仕組みです。

コツコツ積み上げた信用は、“たった1度の滞納”もしくは“数日程度の支払い遅れ”で一気に崩れてしまいます。支払い期日は厳守しましょう。

なお、ポチっとチャージの手数料は利用額が低いほど高額(高金利)になる傾向がある、ということにも注意しておくべきかもしれません。
※ポチっとチャージ利用金額に対する手数料は。利用金額が低いほど金利換算で高額になります。

遅延損害金が発生

バンドルカードのポチっとチャージを管理するGrardia株式会社のサービス規約には、遅延損害金について以下のように記載されています。

第5条【お支払方法】
4.利用者が第2項に定めるお支払いを遅滞した場合、当社は利用者に対し、支払期限の翌日から支払いに至るまで、年14%の割合による遅延損害金をご請求させて頂きます。

引用:Gardia後払いサービス規約

小森さん
小森さん
バンドルカード(ポチっとチャージ)の支払いが遅れた場合、支払期限翌日から支払いが完了するまでの滞納日数に応じて年率14%のc遅延損害金が発生します。

たとえば、ポチっとチャージ利用額5万円分の支払いを30日間滞納した場合、575円の遅延損害金が発生し、手数料(1,830円)とは別で請求されます。

債権譲渡

債権譲渡とは、ポチっとチャージの債権者であるGrardia株式会社が、債権(債務者の未払い額を請求する権利)を債権回収業者に譲渡する手続きのことです。

ポチっとチャージの管理会社かつ債権者であるGrardia株式会社のサービス規約には、以下のように記載されています。

第7条【債権譲渡】
1.当社は、当社が必要と認めた場合、当社が販売店等から譲り受けた利用者に対する商品代金債権を、当社所定の事業者(保証会社)に譲渡する場合があります。利用者は、当該債権譲渡を予め異議なく承諾するものとします。

引用:Gradiaあと払いサービス規約

つまり、バンドルカード(ポチっとチャージ)の支払いが滞った場合、保証会社に債権を譲渡され、債権譲渡後は保証会社による支払催促・請求が始まります。

小森さん
小森さん
保証会社とは、債権回収(借金の回収・取立て)を行う専門機関です。たとえば、消費者金融を行うアコムやアイフルが保証会社となり、債権譲渡を受けて債権回収を行います。

通常、債権譲渡は2ヵ月以上の支払い遅れ/滞納が続いた場合に実行されます。

その後、保証会社から債権譲渡完了通知書と、内容証明郵便による一括請求の督促状が届きます。

内容証明郵便とは?

債権者(債権譲渡を受けた補償機関)が支払いを求める督促状を送り、債務者(滞納者)がその受領を公的に証明する郵便です。内容証明郵便に法的効力はありませんが、裁判時には証拠として活用されます。

つまり、内容証明郵便による督促状が届いたということは、“裁判の準備が進行中”ということを示唆しています。

債権回収会社からの電話や督促状を無視し、その後も支払いを怠ると、最終的には法的措置に発展する可能性があるのでお気を付けください。

法的措置(少額訴訟)

「法的措置って大袈裟では?」
「数万円程度で裁判になる訳ない」

と思っている人もいるかもしれませんね。バンドルカードのポチっとチャージを管理しているGradia株式会社のサービス規約には、以下の記載があります。

第11条【準拠法・合意管轄】

本規約及び本サービスに関する準拠法は日本法とします。また、利用者は、本サービスについて紛争が生じた場合、訴額のいかんにかかわらず、当社の本社を管轄する簡易裁判所及び地方裁判所を専属的合意管轄裁判所とすることに同意するものとします。

引用:Gradiaあと払いサービス規約

小森さん
小森さん
保証会社に債権譲渡後も支払いに応じない・滞納状態を続けた場合、保証会社は法的措置による強制回収に踏み切りる可能性があります。

とはいえ、ポチっとカードの利用限度額は5万円です。遅延損害金を含めたとしても、請求額は10万円にも満たないでしょう。

とはいえ、日本には10万円以下の請求額でも裁判を起こすことができる「少額訴訟」という制度があります。

少額訴訟とは?

  • 1回の審理で終了し、即時判決が下される
  • 最大60万円までの請求額に対して訴訟可能
  • 訴訟費用は1,000円∼6,000円
  • 訴訟途中で話し合い(和解)による解決もある
  • 判決結果に基づき、強制執行が可能
  • 判決結果に対する控訴は認められない

例えば、バンドルカードのポチっとチャージのように、請求額が10万円未満で裁判をおこす場合、少額訴訟なら訴訟費用1,000円で滞納者を訴えることができます。

もちろん、判決の結果、債権者の訴えが認められ、裁判所命令により支払請求が言い渡されるでしょう。

その後も支払請求に応じない場合、最終的には裁判所命令による財産差押えが強制執行される流れは避けられません。

小森さん
小森さん
もし財産指押せが強制執行された場合、銀行口座残高、勤務先からの給与・賞与が差し押さえられます。さらに、不動産や車を所有している場合は、これらも差し押さえの対象となります。

こうした状況になる前に、速やかに問題に対処することが重要です。もし他にも借金があり、多重債務に陥っている場合は、弁護士に相談することをおすすめします。

なお、借金問題の解決には自己破産だけが選択肢ではありません。例えば、リボ払いやカードローンなどの借金には、「任意整理」と呼ばれる手続きがあり、これを活用して借金を解決するケースがほとんどです。

バンドルカードは支払い遅れるとブラックリスト登録!どんな影響がある?

バンドルカードを提供する株式会社カンムと、ポチっとチャージを管理するGrardia株式会社は、信用情報機関に加盟していません。

そのため、バンドルカード(ポチっとチャージ)の支払いが遅れても、滞納履歴は信用情報に記録されることはありません。ただし、これはバンドルカード(ポチっとチャージ)の債権が株式会社カンヌおよびGrardia株式会社にある場合の話です。

小森さん
小森さん
バンドルカード(ポチっとチャージ)の支払いを長期滞納して保証会社に債権が譲渡された場合、信用情報に滞納履歴が記録され、ブラックリストに登録される可能性があります。

ポチっとチャージを管理するGrardia株式会社は、2ヵ月以上滞納が続いている顧客の債権を、保証会社に譲渡します。保証会社は以下の信用情報機関のいずれかに加盟しているため、債権譲渡と同時に信用情報に長期滞納の履歴が記録されます。

そもそもブラックリストとは、何なのでしょうか?

ブラックリストとは?

実は、ブラックリストと呼ばれるような黒い名簿(リスト)は存在していません。それにも関わらず、ブラックリストという呼び名が浸透しているのは不思議です。

ブラックリストとは、私たちの信用情報に異動というマイナス情報が記録された状態のことを指します。
※「異動」=「ブラックリスト」という認識でOKです。

具体的に、信用情報に異動が記録(ブラックリストに登録)される事由は以下の3つ。自己破産だけがブラックリスト登録の原因ではありません。

信用情報に異動が記録される事由

・返済日より61日以上または3ヵ月以上の支払遅延(延滞)があるものまたはあったもの
・返済ができなくなり保証契約における保証履行が行われたもの
・裁判所が破産を宣告したもの(破産手続開始の決定がされたもの)

引用:信用情報開示報告書

小森さん
小森さん
バンドルカードの長期滞納で債権譲渡が行われるタイミングは、2ヵ月以上の支払い遅延が発生した場合です。これは信用情報機関が定める上記の事由に該当します。

つまり、信用情報機関の加盟事業者である保証会社に債権譲渡が行われた場合、信用情報にこれまでの長期滞納の履歴が記録、同時に2ヵ月以上の支払い遅延により異動が記録(ブラックリストに登録)される流れとなります。

ブラックリストに登録されると、どうなる?

2ヵ月以上の滞納で信用情報に異動が記録、つまり、“ブラックリストに登録”されます。

バンドルカード(ポチっとカード)の長期滞納によりブラックリストに登録された場合、私生活において以下の影響が生じるでしょう。

ブラックリスト登録による私生活への影響

  • クレジットカードが契約できない
  • 銀行融資・借入が利用できない
  • スマホ機種代の分割払いができない
  • 賃貸物件の賃貸契約ができない
  • 保証人になれない
小森さん
小森さん
ブラックリスト登録の記録は、滞納状態を解消しても、その後5年間保管されます。この間、上記の影響を被ることにるでしょう。

とはいえ、逆に言えば、普段は現金払い、もしくはデビットカードを利用していて、自動車ローンや住宅ローンを組む予定もない、という場合はブラックリストに登録されても特に影響がないかもしれません。

ただし最近では、賃貸物件を借りる際、保証会社の審査が行われる物件がほとんどのため、ブラックリスト登録期間中はご自身の名義で賃貸物件の契約ができなくなる可能性があるのでご注意ください。
※賃貸物件の保証会社は信用情報機関の加盟事業者です。

バンドルカードの支払いを滞納している場合の対処法

現在、バンドルカード(ポチっとチャージ)に支払いを滞納中という方は、これ以上状況が悪化しないためにも、至急滞納額を清算することをおすすめします。

以下の方法で至急お支払いください。

  • 通常の支払い方法で支払う
  • Gardia株式会社に支払い方法を相談する
  • 保証会社から届いた督促状に従って支払う

通常の支払い方法で支払う

ポチっとチャージの支払期日は利用月の翌月末日まで。ただし、数日程度であれば、支払期日が過ぎても、以下の通常のお支払い方法がご利用可能です。

ポチっとチャージの支払い方法

  • コンビニ払い
  • セブン銀行ATM振込み
  • ネット銀行振込
  • 銀行ATM振込み

バンドルカードの専用アプリにログインして、ポチっとチャージ→支払いタブをタップして、「お支払い方法を選ぶ」ボタンを選択すると、上記の支払い方法が表示されます。

詳しくは、ポチっとチャージの支払イ方法は?のページをご参照ください。

Gardia株式会社に支払い方法を相談する

ポチっとチャージの支払期日が過ぎた後、しばらく経つと通常の支払い方法によるお支払いができなくなります。

アプリでお支払い方法を選択できなくなっている場合は、至急、Gardia株式会社に問い合わせをして、支払い方法をご相談ください。

≫ Gardiaお問い合わせフォーム
【TEL】電話番号:050-3184-3867

支払方法の指示(指定銀行口座と請求金額)に従い、すぐにお振込み手続きしましょう。なお、ポチっとチャージの請求額は一括払いのみ。分割払いに変更することはできません。

保証会社から届いた督促状に従って支払う

ポチっとチャージの支払い遅れが2ヵ月以上経過しており、すでに債権譲渡を受けた保証会社から支払い請求の督促状が届いている場合は、今すぐ督促状の指示に従ってお支払い手続きをしてください。

もし保証会社から届いた督促状を無視した場合、裁判になるリスクが高まります。

小森さん
小森さん
裁判は法的措置は脅しではありません。保証会社は債権回収の専門業者であり、法的手段を講じて強制回収に踏み切る準備を進めています。“たかが数万円の滞納”であっても踏み倒しはできません。

支払いの滞納が原因で裁判沙汰になることなど日常茶飯事です。保証会社や債権回収業者にとって、滞納者を裁判で訴えるなど日常業務の1つに過ぎません。

特に、ポチっとチャージのような少額請求の場合は、超簡易的な少額訴訟という制度が利用されるでしょう。“たかが数万円の滞納”であっても裁判になるリスクがある、ということにお気を付けください。

バンドルカードに関するよくある質問

質問①:バンドルカードの申込条件は?

バンドルカードの申込時に年齢や収入などの条件はありません。電話番号があれば課員登録してご利用可能です。
※バーチャルカード、リアルカードは原則申込条件・審査なしで利用可能。

ただし、リアル+(アルファ)に申込みする際は、本人確認手続き(本人確認書類の提出)をした後、審査が実施されます。審査結果次第では、リアル+(アルファ)のカード発行ができないケースもあります。

また、ポチっとチャージの対象年齢は満13歳以上かつ日本在住者という条件があるのでお気を付けください。

質問②:ポチっとチャージが使えない/審査落ちの原因は?

バンドルカードは電話番号さえあれば誰でも利用可能なスマホ決済アプリです。ただし、後払いのポチっとチャージを利用する際は、簡単な審査が行われるため、“審査落ち”するケースもあります。

ポチっとチャージが使えない/審査落ちする場合、以下のいずれかの原因が考えられます。

ポチっとチャージ審査落ちの原因

  • 同名義で複数アカントを作成
  • 同端末で複数アカウントを作成
  • 日本国内で利用できない電話番号を登録
  • バンドルカードの利用履歴が浅い
  • 過去に現金化の疑いがある利用履歴がある
  • 利用限度額を超えている
  • 現在ポチっとチャージを滞納中
  • 過去に滞納履歴がある

ほとんどのケースにおいて、「バンドルカードの利用履歴が浅い」「滞納している/滞納していた」ことがポチっとチャージが使えない/審査おちする原因になっています。

質問③:バンドルカードのチャージ残高は返金できる?

バンドルカードにチャージした現金は返金されません。バンドルカードを解約した場合でも、チャージ残高の返金は行っていないのでご注意ください。

なお、ポチっとチャージの利用額を現金化することは現実的に可能ですが、Gardiaあと払いサービス規約に違反する恐れがあるため、現金化や現金化を疑われる利用は控えた方が良いでしょう。

質問④:バンドルカードのような後払い決済方法はある?

バンドルカードに似た決済サービスは他にもたくさんあります。例えば以下の後払いサービスが人気です。

上記のサービスでも、支払いを滞納した場合はバンドルカードと同じような滞納リスクが発生し、ブラックリストに登録されたり裁判沙汰に発展するケースもあるので支払い期日は厳守しましょう。

質問⑤:バンドルカードの支払いに遅れると信用情報に記録される?

バンドルカードを提供する株式会社カンムと、ポチっとチャージを管理するGrardia株式会社は、信用情報機関に加盟していません。

そのため、ポチっとチャージの支払いが遅れても、すぐに信用情報に滞納履歴が記録されることはないでしょう。

ただし、長期にわたって支払いを滞納した場合、信用情報機関の加盟事業者である保証会社に債権が譲渡されるため、このタイミングで信用情報に長期滞納の履歴が記録される可能性があります。

また、債権譲渡が行われる際は、滞納期間2ヵ月以上が経過している場合なので、同じタイミングで信用情報に異動が記録(ブラックリストに登録)される、ということは覚えておくべきでしょう。

まとめ:バンドルカードの支払い遅れは2ヵ月でブラックリスト登録、最終的には裁判のリスクあり

バンドルカードは電話番号の登録のみで利用可能なスマホ決済アプリです。原則、事前チャージが必要なので、使いすぎや支払いが遅れるなどの心配はありません。

ただし、後払い「ポチっとチャージ」を利用することで、翌日末の支払期限が設定されるため、支払いが遅れる滞納リスクが発生する恐れがあります。
※支払期日を厳守して利用する分には問題ありません。

もしバンドルカード(ポチっとチャージ)の支払いが遅れた場合、以下のような滞納リスクが知るため、日常生活にも影響がおよぶ可能性があるでしょう。

バンドルカードの滞納リスク

  • 新規利用停止
  • 利用限度額の減額
  • 遅延損害金が発生
  • 債権譲渡
  • 法的措置(少額訴訟)
小森さん
小森さん
バンドルカードの支払いが遅れても信用情報に滞納情報は記録されません。ただし、長期にわたって滞納を続けた場合、保証会社に債権譲渡が行われるため、このタイミングで信用情報に長期滞納の履歴が記録、さらにブラックリストに登録される可能性があります。

ブラックリストとは、信用情報に異動というマイナス情報が記録された状態のことです。通常、61日以上もしくは3ヵ月以上の支払遅延が発生した場合、ブラックリストに登録されます。

なお、2ヵ月以上の長期滞納は、裁判所が破産を宣告する自己破産などと同レベルの金融事故として扱われていることに留意しておくべきでしょう。

つまり、”たかが数万円の滞納”とはいえ、滞納期間が長期化(2ヵ月以上)すれば、渋滞な金融事故として信用情報に記録(ブラックリストに登録)され、日常生活においてもさまざまな影響をおよぼします。

このような状況を避けるためにも、支払期日は厳守すべきでしょう。