- ミライバライは2ヵ月以上で債権譲渡、最終的には裁判の可能性あり
- ミライバライは債権譲渡されるとブラックリストに登録される
- ミライバライを滞納中/すぐに支払えない…場合の対処法
ミライバライは、オンラインショッピング専用の後払い決済サービスです。購入商品に請求書が同封されており、商品到着後にコンビニ払い/電子決済でのお支払いするシステムです。
支払期限は、“請求書発行から14日間”です。
※支払期限は商品受け取り日から14日間ではないのでご注意ください。
もし支払期限に遅れた場合、さまざまな滞納リスクが発生します。
とはいえ、ミライバライは2ヵ月未満の滞納であれば、信用情報に記録されません。そのため、クレジットカードなど審査/契約に影響することはないでしょう。
ただし、2ヵ月以上の長期滞納をした場合、“やばい状況”になります。
つまり、「たかが数万円の滞納…」であっても、長期滞納によってブラックリストに登録される可能性があるということ。
さらに、債権譲渡後も滞納を続けた場合、最終的には裁判(少額訴訟)で訴えられるリスクが高まります。このような状況になる前に、至急お支払いした方が良いでしょう。
本ページでは「ミライバライの支払いを滞納した場合のリスク」につて解説していますので、参考にしてみてください。
ミバライバライの特徴【支払期限14日間の後払い】
ミライバライは、AGミライバライ株式会社が提供する後払い決済サービスです。
主な特徴は次の通り。
ミライバライの特徴
- 年齢制限なし(中高生でも利用可)
- その都度審査(最短5秒)
- 利用上限額は55,000円
- 支払期限は請求書発行から14日間
- 一括払いのみ(分割/リボ払いなし)
- 支払方法はコンビニ/電子決済
ただし、ミライバライの利用上限額は55,000円までなので、一回のお買い物で上限額いっぱいの決済を申込みすると、審査に通らない(お買い物できない)ことがあります。
1回のお買い物の合計決済額は、できるだけ少額に留めておいたほうが良いでしょう。
※お支払い実績を積むことで、利用上限額満額まで問題なく利用できるようになります。
なお、ミライバライを利用してお買い物すると、請求書が商品に同封されて届きます。請求書の支払期限は、請求書発行日から14日。商品を受取ってから14日ではないのでご注意ください。
もし支払期限に遅れてしない、ミライバライの支払いを滞納した場合、さまざまなリスクが生じます。できるだけ早く、滞納額をご精算することをおすすめします。
ミライバライの滞納リスクとは?支払期限が過ぎた後に起こること
ミライバライの支払期限は請求書発行から14日間です。お支払い方法はコンビニ払い、もしくは電子決済に対応しています。。
もしミライバライの支払期限が過ぎてしまった場合、翌日から以下のさまざまな滞納リスクが発生します。
- 新規利用の停止
- 遅延損害金の発生
- ライフカードによる支払催促
- 信用情報に記録(ブラックリスト)
- 債権回収会社に債権譲渡
- 裁判(財産差押え)
新規利用の停止
支払期限が過ぎると“滞納扱い”となり、ミライバライが利用できなくなります。ただし、すぐに滞納額を支払えば、利用制限は解除されます。
なお、支払い期限が過ぎても請求書はご利用可能なので、至急コンビニ払い、もしくは電子決済でお支払いください。
遅延損害金の発生
ミライバライは支払期限が過ぎると、翌日から滞納日数に応じた遅延損害金が発生します。規約にも、次の通り記載されています。
お客様が支払いを遅滞した場合は、当初の支払期限日の翌日から支払日に至るまで当該支払金に対し、年14.6%を乗じた額の遅延損害金(延滞金)を支払うものとします。
引用:「ミライバライ」規約
遅延損害金は滞納日数が長くなるほど、請求額が増えるのお気を付けください。
例えば、ミライバライの請求額5万円を30日間滞納した場合の遅延損害金は600円です。いくつかのケースで発生する遅延損害金を表にまとめていますので参考にどうぞ。
滞納日数 | ミライバライの滞納額 | ||||
1万円 | 2万円 | 3万円 | 4万円 | 5万円 | |
5日 | 20円 | 40円 | 60円 | 80円 | 100円 |
10日 | 40円 | 80円 | 120円 | 160円 | 200円 |
20日 | 80円 | 160円 | 240円 | 320円 | 400円 |
30日 | 120円 | 240円 | 360円 | 480円 | 600円 |
60日 | 240円 | 480円 | 720円 | 960円 | 1,200円 |
※スマホでご覧の方は左右にスクロールできます。
なお、上記の遅延損害金以外にも、滞納後に送られる請求書1枚当たり110円の再発行手数料がかかります。返済が遅れる程、返済負担は膨らむのでお気を付けください。
ライフカードによる支払催促
ミライバライの支払いを滞納すると、0570033212という番号から支払催促の電話がかかってきます。ただし、発信元はライフカードです。
「ライフカードなんて知らない…」と思って、0570033212からの電話を無視していると大変です。そのうち、自宅や職場にまで支払催促の電話がかかってくるようになるのでご注意ください。
また、ライフカードは消費者金融のアイフルが発行するクレジットカード、ということも知っておくべきでしょう。
債権回収会社に債権譲渡
ミライバライの滞納状態が2ヵ月以上続いた場合、AGミライバライ株式会社は、長期滞納者の債権を債権回収会社に譲渡します。
(1)弊社は、弊社が必要と認めた場合、弊社が本規約にもとづくお客様に対する債権を第三者に担保に入れ、または譲渡することを予め承諾するものとします。
(2)前項の債権譲渡がなされた場合、お客様は債権譲受人から直接連絡(連絡、通知、督促等その名称を問いません)を受けることがありますので、予めご了承ください。引用:「ミライバライ」規約
なお、ミライバライの債権譲渡先は、AG債権回収会社です。
AG債権回収会社とは?
アイフル株式会社の株主であり、債権回収業務の専門業者です。ミ債権譲渡が行われた後は、AG債権回収会社が債務者(滞納者)に対して支払請求業務を引き継ぎます。
ここで注意すべきことは、AG債権回収会社はアイフルの子会社(系列会社)であるということ。もちろん顧客情報は共有されています。
そのため、ミライバライの滞納により債権譲渡が行われた場合、アイフルが加盟する信用情報機関に滞納情報が共有される可能性があります。
つまり、ミライバライの長期滞納や債権譲渡の履歴が信用情報に記録されるでしょう。
信用情報に記録(ブラックリスト)
アイフル株式会社は、次の信用情報機関に加盟しており、顧客情報(契約内容や借入/返済情報など)を共有しています。
アイフルが加盟する信用情報機関
【信用情報機関に共有される情報】
- 氏名、生年月日、住所、電話番号、勤務先などの本人を特定できる情報
- 契約の種類、契約日、契約額、貸付額、支払回数など契約内容
- 利用残高、割賦残高、滞納などの支払い状況に関する情報
一般的に、債権譲渡が行われるタイミングは、滞納期間が2ヵ月以上続いている場合です。そして、2ヵ月以上の滞納は、ブラックリスト登録の対象となります。
※ブラックリストとは、信用情報に異動というマイナス情報が記録された状態のことを指します。
つまり、ミライバライの滞納期間が2ヵ月以上続いた場合、債権譲渡が行われると同時に、これまでの滞納履歴が信用情報に記録、さらにブラックリストにも登録されることになるでしょう。
ただし、これだけでは済みません。
債権譲渡が行われた後、AG債権回収会社から債権譲渡完了の通知と、内容証明郵便による督促状が届きます。
督促状には「○○日までにご請求額をお支払いいただけない場合、法的手段をとらせていただきます」という趣旨の警告が記載されています。
つまり、裁判になる可能性があります。
裁判(財産差押え)
AG債権回収会社からの督促状、および支払い請求にもお応じず、滞納を続けた場合、最終的には裁判で訴えられます。
とはいえ、ミライバライの滞納額は利用上限額満額を滞納したとしても55,000円(+遅延損害金+事務手数料)なので、10万円に満たないでしょう。
「数万円程度の滞納で裁判は大袈裟では?」
「いずれ時効になるから無視して大丈夫」
「裁判になるって、どうせ脅しでしょ」
このように思っている人もいるかもしれませんが、ミライバライのような少額の請求により裁判を起こす場合、少額訴訟という制度が利用されることが一般的です。
少額訴訟とは?
- 1回の審理で終了し、即時判決が下される
- 最大60万円までの請求額に対して訴訟可能
- 訴訟費用は1,000円∼6,000円
- 訴訟途中で話し合い(和解)による解決もある
- 判決結果に基づき、強制執行が可能
- 判決結果に対する控訴は認められない
例えば、ミライバライのように、請求額が10万円未満で裁判を起こす場合、少額訴訟なら訴訟費用1,000円で滞納者を訴えることができます。
もちろん、判決の結果、債権者の訴えが認められ、裁判所命令により支払請求が言い渡されるでしょう。
その後も支払請求に応じない場合、最終的には裁判所命令による財産差押えが強制執行される流れは避けられません。
こうした状況になる前に、速やかに問題に対処することが重要です。もし他にも借金があり、多重債務に陥っている場合は、弁護士に相談することをおすすめします。
なお、借金問題の解決には自己破産だけが選択肢ではありません。例えば、リボ払いやカードローンなどの借金には、「任意整理」と呼ばれる手続きがあり、これを活用して借金を解決するケースがほとんどです。
ミライバライは滞納してもブラックリストに登録されない、はウソ!?
ミライバライを運営するAGミライバライ株式会社は、信用情報に加盟していないため、ミライバライの審査では、信用情報の記録はチェックされません。
そのため、クレジットカードの滞納履歴がある人や信用情報ブラックな人も利用できる後払い決済サービスです。
※親会社のライフカード、アイフルのサービスで滞納・強制解約の履歴がある場合は利用できない可能性が高いです。
さらに、ミライバライの支払いを滞納した場合においても、信用情報に滞納履歴が記録されず、ブラックリストに登録されることもありません。
ただし、滞納期間が2ヵ月以上経過し、AG債権回収会社に債権譲渡が行われた場合、親会社となるアイフルを介して、これまでの滞納履歴が信用情報に登録される可能性があるでしょう。
さらに、債権譲渡のタイミングで既に滞納期間2ヵ月以上が経過しているため、ブラックリストに登録(信用情報に異動というマイナス情報が記録)されます。
ブラックリスト登録のタイミング
ミライバライの滞納が2ヵ月以上続き、AG債権回会社に債権譲渡が行われたタイミングで、信用情報に滞納履歴が記録、さらにブラックリストに登録されます。
上記の基準は、ミライバライにだけではなく、クレジットカードやカードローンなど、貸す金業者・金融機関が提供するサービスすべてに共通しています。
つまり、「滞納2ヵ月以上でブラックリストに登録される」ということは覚えておきましょう。
【注記】ブラックリストに登録されるとどうなる!?
ブラックリスト登録期間中は、信用情報の審査が必要なクレジット・金融サービスを利用できなくなります。具体的には以下のサービスが利用できなくなるでしょう。
- クレジットカード
- カードローン
- 銀行融資(借入)
- スマホ機種代の分割払い
- 賃貸物件の賃貸契約
※すでに契約しているクレジットカードも数か月以内に強制解約されて利用できなくなることがありますので、ご注意ください。
ミライバライを滞納中/今すぐ支払えない時の対処法
「次の給料日になれば支払えるけど…」などの事情により、今すぐの支払いが難しい場合は、そのまま放置せず、ミライバライ管理部に相談する、もしくはキャッシングで一時的に現金を調達するなどの方法で対処してみてください。
- ミライバライ管理部に相談する
- クレジットカードのキャッシングを利用する
- 1ヶ月利息無料のカードローンを利用する
ミライバライ管理部に相談する
ミライバライ管理部に直接電話して、支払い方法について相談してみましょう。原則、ミライバライは分割払いを受け付けていませんが、支払期限の延長などの対応をしてもらえる可能性があります。
ミライバライ管理部
077-500-3344
(平日9:30-17:30)
ただし、支払期限を延長してもらえたとしても、当初の請求額の支払いが完了するまでは遅延損害金が発生し続けます。できるだけ早くお支払いしましょう。
クレジットカードのキャッシングを利用する
クレジットカードを持っている場合は、クレジットカードに付帯しているキャッシング枠を利用して現金を引き出す(指定口座に振込して引き出す)ことができます。
原則、クレジットカードのキャッシングは金利18%のリボ払いです。もしキャッシングを利用した場合は、できるだけ早く“繰上返済”してください。
なお、クレジットカード発行時にキャッシング枠が付いていないケースもあります。この場合、キャッシング枠を後付け申請することも可能です。
詳しくは、楽天カードでキャッシングができない原因とは?※後付けする際の注意点ありのページをご参照ください。
1ヶ月利息無料のカードローンを利用する
次の大手カードローン会社では、初回利用時のみ30日間利息無料で借入できるキャンペーンを行っています。
借入金利 | 審査時間 | 借入限度額 | 振込時間 | |
プロミス | 4.5%~17.8% | 最短30分 | 500万円 | 最短30分 |
アコム | 3.0%~18.0% | 最短30分 | 800万円 | 最短30分 |
アイフル | 3.0%~18.0% | 最短30分 | 800万円 | 最短30分 |
※スマホでご覧の方は左右にスクロールできます。
上記のカードローンを利用したことがない方は、30日以内に返済すれば手数料無料で借入することができます。
※30日を過ぎると最大18.0%の手数料が発生します。
カードローンの特徴
- 30日間利息無料のキャンペーンあり
- 24時間申込み可・最短30分融資(土日OK)
- アプリ完結で郵送物なし
- 20歳以上であれば申込可
- 原則24時間振込に対応
- 最低返済額は1,000円~
ただし、カードローンは返済できる見込みがある(次の給料日がくれば返済できる)場合のみご利用ください。
カードローンを利用する目的は、ミライバライの滞納が2ヵ月以上続いて債権譲渡され、信用情報に滞納履歴が記録/ブラックリスト登録という事態を避けるためです。
つまり、“緊急時のみ”です。
日常的にカードローンを利用すると、最大金利18.0%の利息手数料によって借金が膨らみ続けるばかりです。いずれカード破産に陥るリスクがあるのでお気を付けください。
まとめ:ミライバライは滞納2ヵ月以上で債権譲渡/ブラックリスト登録/裁判のリスクあり
ミライバライは、オンラインショップ専用の後払い決済サービスです。年齢制限がないため、クレジットカードを持たない中高生で利用できます。
ただし、ご利用の際はミライバライ独自の審査が行われ、審査結果に基いて最大55,000円まで利用可能になります。
※過去の利用履歴に問題がなければ審査に落ちることは少ないでしょう。
ミライバライの支払期限は請求書発行から14日間。もし支払期限を過ぎてしまった場合、次の滞納リスクが発生します。
ミライバライの滞納リスク
- 新規利用の停止
- 遅延損害金の発生
- ライフカードによる支払催促
- 信用情報に記録(ブラックリスト)
- 債権回収会社に債権譲渡
- 裁判(財産差押え)
最終的には、裁判(少額訴訟)で訴えられる可能性があるのでご注意ください。
なお、ミライバライは滞納2ヵ月未満であれば、信用情報に滞納履歴が記録されたり、ブラックリストに登録されることはありません。
ただし、滞納期間が2ヵ月以上になると、アイフル株式会社の子会社であるAG債権回収会社に債権譲渡が行われます。
アイフル株式会社は信用情報機関の加盟事業者のため、債権譲渡後にアイフルを介して滞納履歴が信用情報機関と共有される可能性があります。つまり、債権譲渡後にブラックリストに登録される可能性があるでしょう。
※滞納2ヵ月以上でブラックリストに登録されます。
このような状況になる前に、至急対処することをおすすめします。